PTAのホントのところ

PTAで調べたこと。PTAの基礎知識と問題点。入退会自由なのか?。非会員の子は行事参加できないのか?など

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PTA的寓話 『パティシエ・ナイン』

ちょっと思いついたお話です。フィクションです。

【登場人物】
パティシエママチーム(お菓子づくり大好き!) AさんBさんCさん
世話焼きママチーム(お菓子づくり普通)    DさんEさんFさん
人それぞれママチーム(お菓子づくり苦手・嫌い) GさんHさんIさん

(はじまりはじまり)
【第一章】
あるところに、9人の仲良しママがいました。

9人のママのうちの3人、Aママ、Bママ、Cママは、とーっても、お菓子づくりが大好きでした。この3人のつくるお菓子は、ものすごく美味しいので有名でした。

このパティシエちっくな3人で、9人の仲良しママ仲間とその子供たちに、しばしば手作りお菓子をふるまっていました。

A、B、Cの3人のママは、大好きなお菓子づくりができて幸せ。ママ仲間と子供たちの喜ぶ笑顔をみれて、さらに幸せでした。
他のママたちは、3人のパティシエママにそれはそれは感謝し、何か別の形でお返ししたり、「実費+ちょっとした謝礼」を渡したりしていました。

お互いに、善意と感謝に満ちた、とてもいい子育ての場でした。

「みんながハッピー」でした。

【第二章】

ある日、Dさん、Eさん、Fさんの3人が、こんなことを言い出しました。

「子供のためには、やっぱりお菓子は手作りがいいわよね。私もつくれるようになりたいわ。」
「いつまでも、Aさんたちに、やらせてばかりじゃ悪いもの。」
「お世話になりっぱなしだしね。」

そんなわけで、パティシエママチームのAさんBさんCさんと、「お菓子づくりは好きでもキライでもない」という世話焼きママチームのDさんEさんFさんが、毎週一緒にお菓子づくりをすることになりました。


【第三章】
それだけで済めば良かったのですが、、、、

世話焼きママチームのDさんEさんFさんが、人それぞれママチームのGさんHさんIさんにも参加するよう呼びかけました。

「私たちもやってるのに、あなたたちだけ参加しないなんて、不公平じゃない?」

「AさんBさんCさんだけで、あんなにイッパイのお菓子つくるなんて、大変だと思うわ。」

「あなたたちの子も、お世話になってるのに、参加しないなんて、おかしいでしょ。」

「やっぱり、子供には手作りのお菓子がいいと思うの。お母さんの愛情もたっぷり入ってるしね。」

「子供のこと考えてるなら、当然参加するわよね。」

こんな調子です。

人それぞれママチームのGさんHさんIさんはビックリしましたが、日ごろ、AさんBさんCさんにお世話になっている負い目を感じていたので、おとなしく参加することにしました。
でも、この人それぞれママチームの3人は、じつは、お菓子づくりが大の苦手で、苦痛に感じるほどでした。だから、泣く泣くの参加でした。

特に、Iさんはパートの仕事に行っていて忙しいのに、参加することになりました。


【第四章】
お菓子づくりも大勢になったので、大きな会場を借りることになりました。

『会場の段取り』の係ができました。
お金のやりとりをキチンとするため『会計』係ができました。
思い出を残すために『お菓子新聞』係もできました。
『リーダー』『サブリーダー』もできました。

なんだか、だんだんと【雑務】が増えてきました。


【第五章】

パートで働いているIさんが言いました。
「やっぱり、お仕事が忙しいし、空いてる日は家事とかお出かけとかしたいから、お菓子づくりは辞めたいのだけど…」

世話焼きママチームのFさんが答えました。
「私だって、介護で忙しいのよ! あなたなんて仕事だからお金入っていいじゃないの…。仕事なんて理由にならないわ。あなたのお子さんだって、お菓子づくりを喜んでるじゃないの。」

結局、Iさんは、辞められませんでした。


パティシエママチームのBさんが言いました。
「なんだか、イヤがってる人もいるみたい。もうこのお菓子づくり自体、無くしたほうがいいんじゃないかしら。」

世話焼きママチームのDさんEさんが答えました。
「せっかく、子供が喜んでいるのに。この活動が無くなったら、子供がかわいそう。」
「少々苦労しても、やる価値があることだと思うわ。」

結局、お菓子づくりの活動は続くことになりました。


人それぞれママチームのGさんは、特に仲良しのBさん(パティシエママチーム)に相談しました。

「どうしょう…。わたし、お菓子づくり好きじゃないし、すごく辛い。こんなのだったら、市販のお菓子を、食べたいときに食べたいものを買うほうが、ずっといい。Bさんのお菓子はもちろん大好きだけど、、、こんなふうになるくらいなら、いらない。最近は、近所の人をみても、ママ友達の姿をみても、なんだか怖いの。本を読んだり、ゆっくりしておきたいだけなのに。なんだか最近、イライラしちゃって、子供にもつい、あたってしまうの。でも、こんなこと、あの人たちに言えないし、一体どうしたらいいの…」

「ゴメンね。わたしも、こんなつもりじゃなかったの。良かれと思って、始めたお菓子づくりだったのに。私もお菓子づくりしてすごく楽しかったし、子供たちが喜ぶ姿も嬉しかったし、無理に手伝ってもらう必要なんてなかったのに。まさか、こんなことになるなんて。ほんと、ごめんねぇ…」


Gさんは、だまって、泣いていました。


【第六章】
やがて、人それぞれママチームの、GさんとIさんは、『なにかの事情で』、引っ越していきました。

子供たちは、それぞれ、「お別れしたくないー!」と泣きました。

BさんとHさんは、他のママとなんだかギスギスした関係になりました。

せっかく、皆、仲が良かったのに。

なぜ、こんな悲しい結果になってしまったのでしょう…。


あれ? この状況、
どこかの団体に似ているような気がしますね!


(おわり)

すみません。自分で書いてて、泣きたくなってきました。笑えませんねえー!


【考察】

・ 9人のママたち。皆、悪気があったわけではない。むしろ、それぞれが良かれと思ったことをやっている。

・ それぞれの言い分も、それなりに「理」があるように聞こえる。

・ それなのに、最悪に近い結果になってしまった。


ナゼ??


はじめのうちは、、、

「善意」と「感謝」で動いていた ⇒ みんなハッピー!


そのうち、、、、

「強迫観念」と「罪悪感」に変わった ⇒ みんな、イヤな気分…

パティシエママチームと人それぞれママチームの意見は、全く通ってません。
世話焼きママチームの3人の意見だけ、全部通っているようですが、結局、彼女たちにとってもイヤ~な結末になってしまいました。


「脅迫観念」「罪悪感」で動くと、ろくなことにならないのでしょう。

やはり、「善意」で動くのがいいですね。
そこに、「必要」や「ヤラナクチャイケナイ」を持ちこむと、良くないのでしょう。

罪悪感ゆえか、「肚を割って話し合う場」が持てなかったのも、痛いです。


● 異なる価値観を認める…「寛容さ」
● 相手の事情をくんであげる優しい気持ち…「思いやり」「誠実さ」
● 率直に話す心、率直に受けとめる心…「素直」

これらの要素が、大事だということでしょうね。



【教訓】

★ 見せかけの『公平さ』を求めると、かえって不幸を呼ぶ。
  それぞれの個性と事情を活かした活動をすることが、真の平等。

★ 自分がイイと思うことでも、他人に押しつけるのは非常に迷惑。
  人それぞれ、価値観・好み・事情が違うことを理解しよう。

★ 「イヤ」なことはハッキリ「イヤ」と言おう。
  「イヤ」と言われたら、素直に聞こう。
  思いやりと誠実さでもって、対応しよう。


★ 「イイコト」と思ってやろうと、
  「子供のため」と思ってやろうと、
  他人に無理やり押しつけたら、
  結局、「善行」にも「子供のため」にもならないぞ!!



# なんだか、上から目線の結論でゴメンナサイ(汗)。


「地獄への道は、善意で敷き詰められている」
カール・マルクス


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[ 2010/05/24 11:16 ] [ 編集 ]
納得の寓話
素晴らしい寓話です。
言いえて妙。
本当にみんな悪気はないのに・・・ね。
まさに、このお話の通り。
私は本部役員Aさんかも・・・。「なくてもいいものだからさぁ」と言ってしまっているからBさんかな。
IさんGさんも周りにいます。「任意だから、抜けられるんだよ」としか言えないけど…。
[ 2012/03/27 12:44 ] [ 編集 ]
Re: 納得の寓話
熊さん、コメントありがとうございます。

また、お褒めいただき、ありがとうございました。


> 本当にみんな悪気はないのに・・・ね。
そうなんですよね。
みんな、悪気はないんですけどね。

選ぶほうも、選ばれるほうも、不幸になってるのがPTA.



> 私は本部役員Aさんかも・・・。「なくてもいいものだからさぁ」と言ってしまっているからBさんかな。

言えるというのは、なかなかスゴイことだとおもいます。
なんか、みんな、いえない状況なんですよね。


> IさんGさんも周りにいます。「任意だから、抜けられるんだよ」としか言えないけど…。

うーん。
IさんGさん、周りに実際にいらっしゃいますか・・・。

周りで実際にそういう人がいると、余計、身につまされるものがありますね。


任意だと教えてあげても、なかなか難しい状況です。


「弱みにつけこまれている」状態なのでしょうね。

でも、誰も弱みにつけこんでいる自覚は無し。

「弱みにつけこまれている」という幻想なんでしょうね。


それに、気づくかどうかというところでしょうか。


[ 2012/03/27 14:30 ] [ 編集 ]
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